診療放射線学研究科
研究科長メッセージ

診療放射線学研究科長 上原 真澄(UEHARA Masumi)

診療放射線学研究科は放射線画像検査学、放射線治療学などの臨床に即した学術研究を行い診療放射線学の発展に貢献できる人材の育成を目的に、2009年に大学院(修士課程)を開設し、2016年に大学院博士後期課程を開設しました。これにより診療放射線学部から診療放射線学研究科博士前期課程、後期課程をそろえた診療放射線学における学位課程が完成しました。

博士前期課程においては診療放射線学に関する高度な知識を修得し、専門分野の研究動向を把握し研究遂行に必要な幅広い知識、手法?技術を身につけ、論理的思考に基づき主体的に実施できる研究者?教育者としての基本的な能力を身につけることを目的としています。

また、2019年には一般財団法人医学物理士認定機構における「認定医学物理教育コース」の認定を受け、数多くの医学物理コース修了者を輩出しています。

博士後期課程では保健医療分野全般にわたる広い知識を持ち、かつ高度な専門性を兼ね備えた研究者、教育者、放射線技術部門のリーダーを育成することを目的としています。

後期課程における学修は研究が主体となりますが、大学教員や放射線技術部門のリーダー養成のため、「診療放射線学教育学特論」や「保健医療組織管理学特論」などの科目を配置し教育学や組織マネジメントを学ぶことができます。後期課程修了者の多くは本学をはじめ大学等の診療放射線技師養成機関で教員として活躍されています。

本研究科では、医療機関等に勤務する社会人の方々を積極的に受け入れております。長期履修制度、夜間開講授業、LMS(Learning Management System)を活用した講義など、社会人学生が学修しやすい環境を整えており、群馬県内のみならず他県からも社会人の方々が多数入学されています。